Salesforce のバックアップにクラウドソリューションが必要な理由

Mohit Jotwani, Principal Product Manager

Salesforce には、アカウントや連絡先、見込み顧客、商談、ケース、ファイル、添付ファイルだけでなく、Marketo や FinancialForce などのサードパーティアプリケーションで作成したカスタムオブジェクトなど、ビジネス上の重要な情報が含まれています。企業では日々こうしたデータを利用することで収益を上げ、顧客にサービスを提供しています。

こうした重要なデータ以外にも、重要なデータの使い方や操作方法を定義する Salesforce インスタンスのメタデータがあります。これには、カスタムフィールドやページのレイアウト、ワークフロー、レポート、ダッシュボードのほか、Apex や Visualforce などのカスタムコードといった構成設定が含まれます。

Salesforce のデータセキュリティとアクセス制御のために複数のベストプラクティスを導入しているにもかかわらず、危険な状況から Salesforce を復元するという状況を経験した企業は存在します。これはコストがかかるだけでなく、ソリューションとして効率が悪いため、クラウドに Salesforce をバックアップする企業が増加しています。

Salesforce バックアップが必要な理由

Salesforce の重要なデータとメタデータのバックアップのためにサードパーティソリューションが必要な理由は以下のとおりです。

  • Salesforce が推奨している:Salesforce は、データローダなどの管理ツールとともにサードパーティのバックアップソリューションを使用することを推奨しています。データローダはレコードの一括削除や一括更新を非常に簡単に実行できるツールです。
  • データの復元にコストがかかる:Salesforce.com によると、レコードを紛失して Salesforce でデータの復元を行った場合、少なくとも 1 万ドルかかります。
  • 意図しない削除:システム管理者や開発者がミスを犯し、でデータや構成設定が破損する可能性があります。
  • 悪意を持った人物:インサイダー脅威は現実のものであり、不満を抱えた従業員が悪意を持って Salesforce のレコードを破壊しようとした場合、甚大な被害が発生します。
  • ゴミ箱の制限:Salesforce のゴミ箱はデータを 15 日しか保持しません。これは、意図しない削除や悪意のある削除を見つけるために十分な期間とは言えません。
  • 時間と手間のかかる復元作業:Salesforce からデータを復元するには 6 週間から 8 週間かかり、そのすべてを手動で行う必要があるため、企業にとっては膨大なコストになりかねません。

Salesforce だけを使ってバックアップを行う場合のの課題

Salesforceでは手動で復元作業を行うため、データの復元には多大なコスト(1 万ドル)がかかります。これだけのコストがかかるのは、「複数の応用工学リソースを使ってバックアップを取得し、データベースを復元する」1 必要があるためです。Salesforce によると、特定の時点の状態までサーバーを戻すのに最大で 15 日かかり、復元したデータのエクスポートにはさらに時間が必要になるとのことです。ただ、Salesforce によるバックアップに頼るべきでない理由は、復元コストだけではありません。

組織において、意図せずデータが破損し、必要不可欠なデータを含む重要なアカウントが失われ、それを短時間で復元する必要があるとします。Salesforce のネイティブの .CSV 週次バックアップを利用している場合、データを復元するためにすべての .CSV ファイルをアップロードして、親子関係を手動で再構築する必要があります。

この復元作業を行ったあと、「そういえばメタデータはどこにあるのだろう。カスタマイズ設定はどこに行ったんだ。」というように考えることになるかもしれません。.CSV ファイルを復元しても、メタデータは復元されません。カスタマイズ設定は運用を完全に再開する前に再度適用する必要があります。つまり、このような復元作業では障害点がいくつもあり、貴重な Salesforce データをすべて復元するには最低でも 6 週間から 8 週間かかるのです。

これで Salesforce がサードパーティのバックアップソリューションと復元ソリューションを推奨している理由がお分かりいただけたでしょうか。

Druva が Salesforce 組織を保護する仕組み

Druva inSync は SaaS データ保護において幅広く認知されているリーダーであり、Salesforce のデータとメタデータのバックアップと復元を総合的に制御できます。

Druva inSync を使えば、各組織の標準オブジェクトとカスタムオブジェクトの(親子)関係だけでなく、Salesforce 組織のメタデータを含めて、複数の Salesforce 組織のバックアップを取ることができます。組織のデータとメタデータ両方を含むポイントインタイムスナップショットを作成することで、複数の障害シナリオから短時間かつ簡単に復元できます。

重要なデータを失っても心配はいりません。Druva inSync があれば、2 つの任意のポイントインタイムスナップショットを簡単に比較したり、一括処理によって必要なデータとメタデータを短時間で組織をまたいで復元できます。

ここからは、Druva inSync Salesforce 保護ソリューションの主な特長をご紹介します。

  • 複数の Salesforce 組織(本番とサンドボックス)をサポート
  • すべての標準オブジェクトとカスタムオブジェクト、ファイル、添付ファイル、メタデータを保護
  • ポイントインタイムスナップショットをクラウドに置くことで Salesforce 管理者はどんな状況からでも簡単に復元可能
  • オンデマンドバックアップと管理者が指定した時間に実行するバックアップに対応(最短で 4 時間ごと)
  • 組織に追加されたオブジェクト、一時的な操作のために削除または編集されたオブジェクトの詳細を提供
  • データを長期にわたって保持
  • 2 つのポイントインタイムスナップショットを比較するだけで親子関係を復元し、削除または更新されたレコードとメタデータを復元
  • 一括処理による組織をまたいだ復元により、災害から復旧したり、サンドボックスにデータを提供
  • 任意のポイントインタイムスナップショットからオブジェクトとメタデータを選んでダウンロード
  • Salesforce 管理者による API 制限の設定をサポート
  • モニタリング、レポーティング、メールアラートの各機能によりデータバックアップを可視化

Druva inSync は、Salesforce のデータとメタデータ用の、業界で認められた、安全な総合的保護ソリューションです。手動作業は必要なく、Salesforce 組織は Druva によって保護されるため、日常業務をこれまでどおり継続できます。

Druva が提供する Salesforce データ用クラウドネイティブバックアップソリューションの詳細はこちらからご確認いただけます。

1 Salesforce.com、2020年